FP独立起業時のオフィス開設はどうするか
FP独立起業時に真っ先に決めなければいけない事はオフィス開設です。オフィスの住所を決めなければ名刺やHPが作れず、事業を行う上で信用が得られません。
ただオフィス開設すると言っても様々なオフィス形態があります。また、起業時の資金事情や状況によってまちまちであり、都市部と地方によってもオフィス形態は違ってきます。
これからFP起業する方にとってどのオフィス形態で事業を行うのかはFP独立起業において最初に行う重要な決断のひとつであります。
オフィス形態の一般的事例
オフィス形態は地方と都市部では大きく方向性が変わります。地方は持ち家率が高い事もあり、自宅とオフィスを兼用して起業する方が比較的多いです。
また、一部ではオフィス賃貸も都市部より安い事や自宅と職場を分けたいと考えている方はオフィスを借りている方もいます。その他、コワーキングスペースやシェアオフィス利用の方もいます。
都市部においては経費が一番安いとされる、バーチャルオフィス契約をしている独立系FPが多くいます。
都市部では賃貸オフィス契約はもちろん、個室のレンタルオフィスも非常に高額な経費がかかるため、高くてもシェアオフィスやコワーキングスペースを借りる程度の費用に抑えて借りています。
わかりやすく、オフィス形態をまとめると以下になります。
- 自宅: 自宅の一室、または改装して事務所にしている ⇒ 主に地方のFPが多い
- 貸事務所(SOHO含む) ⇒ 法人化したFPやSOHOで利用するFPの事例もある
- レンタルオフィス ⇒ 個室利用で借りている
- シェアオフィス ⇒ 他社と合同で借りているケースもある
- バーチャルオフィス ⇒ 都市部のFPが借りている一番多い。費用が安く借りやすい
バーチャルオフィスが人気の理由
都市部の中でも特に独立系FPが一番多い首都圏では多くのFPがバーチャルオフィス契約でオフィスを開設しています。なぜ多いのか主に理由を以下にまとめました。
- 初期費用を抑えて安値で事務所を開設できる
- 月の定額も安く、事務所使用時のみにかかる従量課金制で費用も最低限に抑えられる
- 都心の一等地に住所がある場合が多く、顧客からの信用が得やすい
- その他のサービスも充実しており、来客時の相談業務としての環境が整えられている
- 自宅と仕事を分けられるだけでなく、FPのプライバシーも確保できる
以上の点から、都市部の独立系FPは多くのケースでバーチャルオフィスで事務所を開設しています。
また、FPはひとり起業である場合が大半であるという事に加え、普段はノマドワーカー的にパソコン一台でどの場所でも仕事ができるという事から、高い初期費用とランニングコストを担ってオフィス開設する必要がないという事も理由として挙げられます。
バーチャルオフィスの選び方については、以下の記事も参考にしてください。
起業のスタートはオフィス選びから
いかがでしょうか。最初に決める事務所開設はFP起業時最初の重要決断になります。
まず起業はここからのスタートと考えてください。
地方と都市部では事務所開設の考え方は多少変わりますが、事務所開設時の住所はFP自身の顔でもあります。資金面や事業の方向性等を見ながら、どのオフィス形態が良いのかを判断していきましょう。